私の見るところ、悪のすべてのルーツは現在の私たちのお金のシステムと、実際の経済システムとの不調和にあります。
(中略)
私たちは、現実の経済および工業生産が、つねに成長し続けるように強制することがないお金のシステムを得なければなりません。
現状の経済が、つねに成長し続けること、しかも毎年3〜4%の成長率があってこそのみ存在し得るものであるということは、私にはほとんど信じ難いことです。
この世に際限なく成長し続けるものは何もありません、癌を除けば。
癌は患者が死ぬまで成長し続けます。
私は、今のお金のシステムに、人体の癌に似たものがあるような気がするのです。
つまり成長の強制です。
私たちは、皆がよい生活をでき、しかしそれ以上ではないお金のシステムを実現すべきです。
成長の強制は資本主義経済の一つの結果です。
引用:ミヒャエル・エンデ ,河邑 厚徳 ,田村 都志夫 訳 『エンデの文明砂漠 ミヒャエル・エンデと文明論 (アインシュタイン・ロマン6)』,日本放送出版協会 ,1991,p.16
資本主義で成功するためには、加速しつづけるメリーゴーランドに乗り続けることです。
振り落とされてはいけません。
最終的に人類に及ぼす結果など考えている暇はないので、
とりあえず目先のお金のことさえ考えればいいのです。
お金があれば、ほとんどの欲望は叶うのですから。
こういった思想は長続きしないハズです。
自然環境も、人間の精神も、そろそろ限界ではないでしょうか?
過去に比べて、生活の時間を短縮する機械(洗濯機・車・パソコン)が
増えたにもかかわらず、何故こんなに忙しくて時間がないのか。
人間らしさとはなにか?
いまは水素文明の黎明期です。
時間がありません。
余力がある方は動けるうちに動いておきましょう。

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