神話の力〜限りある生命と『永遠』について〜

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 永遠とは、いついつまでも存在するというようなものではない。それはまさに、いま、ここにある。この地上であなたが他者と関わり合う、その経験の中にあるのです。

 私は両親だけでなく、たくさんの友達を亡くしました。でも決して彼らを失ったのではないという確信を、とても強く持つようになりました。私が彼らと一緒にいた瞬間は無限性を持っていて、いまもそれが私と共にあるのです。彼らとの関係が私に与えてくれたもの、それはいまも私と共にある。そしてそこに、不滅性の暗示といったものを感じるのです。

引用:ジョーゼフ・キャンベル,ビル・モイヤーズ,飛田茂雄訳『神話の力』,早川書房,1992,p.396

 

先日、会社の同僚だった友が交通事故で亡くなりました。

クチ下手でしたが、人の話をよく聴く優しい男でした。

いまはもう話すことができませんが、友と過ごした一瞬一瞬は私の中で生きており、誰も消し去ることはできません。

 

人はいつか死ぬ。

だからこそ、友と出会えたことに感謝し、いま・ここにある人との関わりを大事にしようと思います。

 

諸行無常、この一瞬こそ永遠。

 

暗い未来や惨めな過去、栄光の過去と暗い未来の落差に失望し、生きている価値がないと自らの命を落としてしまう人々がいるのは残念なことです。

 

過去や未来は、いま・ここにある一瞬一瞬の積み重ねの産物です。

いま、この瞬間に生命が宿らなければ、どうして明るい未来が生まれるのでしょうか?

そして、人は存在しているだけでも素晴らしい。

あなたは、ひとりで生きているのではなく、仲間の中でも生きているのです。

 

あとは、自分としてどう生きるかだけではないでしょうか?

もし、迷宮入りしてしまった時は、あなた自身のアリアドネの糸を手放さないことです。

 

  

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